病院だより
友の会員さんと地域訪問に出かけました。
- 2019-07-10 (水)
- 病院だより
7月4日木曜日、病院のお膝元西南地域を友の会の世話人さんと一緒に訪問しました。普段から友の会員さんが気になっている地域をアポイントなしの突撃訪問で13名の方とお話しできました。「お金が無くて病院に行っていない」などの声も聞かれ、無料低額診療の案内や健康診断のお勧めをしてまわりました。偶然患者さんのお宅に遭遇。体調不良でとりあえずその日は夜間診療に受診してもらい、その後入院となりました。地域ではどんどんと高齢化が進んでおり、貧困も見え隠れしています。地域訪問の重要さをあらためて認識する1日となりました。
睡眠薬や抗不安薬を飲んでいる方にご注意いただきたいこと…
「薬剤師外来」減薬プログラム実施中
睡眠薬や抗不安薬を常用されている方で、「薬を増やしてもなかなか効果が無くなってきた」「副作用に困っている」「睡眠薬を飲んでいれば眠れるが減らすのは不安…」などの悩みはありませんか?
睡眠薬・抗不安薬の量が多くなると効果は頭打ちになり、長い間服用を続けると効きづらくなっていきます。現在、副作用を感じていない人も、知らず知らずのうちに筋肉の脱力、転倒、一過性の物忘れなどに繋がることも考えられます。特に高齢者は要注意です。
しかし、睡眠薬・抗不安薬を自己判断で中止してしまうと再び眠れなくなったり、不安感に襲われたりと離脱症状が起こり、かえって睡眠薬は止められないものだと思い込んでしまう原因にもなります。
十勝勤医協帯広病院では、医師と薬剤師が協働して「睡眠薬・抗不安薬の減薬プログラム」を実施しています。医師の診察で睡眠薬・抗不安薬についての相談の後、薬剤師が個別に面談を行い、一人ひとりの患者さんに合った、減薬方法を御提案いたします。ゆっくり時間をかけて少量ずつ減らしていくことで睡眠状態を維持しながら減薬できている方が多いです。
睡眠薬・抗不安薬を減らすことに抵抗を感じる方が多いと思います。「減薬プログラム」と名付けていますが、診察や面談にて、減薬は難しいと思われる方は減らさないこともあります。まずは睡眠薬、抗不安薬について相談してみませんか?
ご希望の方は診察室で医師に相談ください。
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