院長のあいさつ

医療介護を通して安心して
住み続けられる街づくりの一翼を担う

医療法人 十勝勤労者医療協会 
十勝勤医協帯広病院 院長
瀬川 高志(せがわ たかし)

十勝勤医協帯広病院のホームページをご覧頂きありがとうございます。

十勝勤医協帯広病院は1986年に帯広医院として開設し今年で37年となります。開設当時からの私たちの基本的な理念が「いつでも、どこでも、誰もが安全で安心できる医療と介護」です。その理念を基にして「無差別・平等」「患者の立場に立った親切で良い医療」「病気の原因を生活と労働の場から科学的に捉える」事を日々の診療の中で実践し、十勝・帯広の皆様に支えて頂きながら、医療のみならず介護にも大きくウイングを拡げて参りました。
しかし、開設当時と比べて今日の医療・介護を巡る情勢は大きく変化しました。疾病を治す医療へのアクセスはある程度改善したものの、高齢化が大きく進んだことにより、慣れ親しんだ町で住み続けることが難しくなりつつあります。いくつになっても安心して豊かに暮らすこと、心も体も健やかに自分達の街で住み続けられることを目指して、帯広病院では急性期医療から回復期を中心とした在宅復帰・在宅療養を支える病院へその役割を変換する事としました。多くの要求に応えながら様々な疾病に対応出来る外来機能と、地域包括病床を中心にどんな患者さんの要求にも応えられる病棟医療などを目指して、今後の帯広病院の進むべき方向は地域に根ざした医療・介護や福祉との連携を重視した中にこそあると確信しております。
COVID-19の感染が全世界的に蔓延してから2年以上となり、新たな変異株の出現など収束が見えない状況が続いています。当院でもクラスターの発生により多くの方々にご迷惑をおかけ致しました。また、日々の診療や入院患者さんへの面会制限など様々な形で皆様にご不便をおかけしております。このような状況だからこそ、私たちは地域の皆様と協力・共同し、十勝・帯広でこれからも安心して住み続けることの出来る「まちづくり」を進め、この地で必要とされる病院となるべく職員一同努力を続ける所存です。
今後とも宜しくお願いします。

2022年4月  院長  瀬川 高志